長い人生の中、出会う人・場所も多種多様。出会った人達とは、その時限りの繋がりの場合もあれば、一生の付き合いになる場合もある。
その関係が、友人関係になることもあれば、パートナーの関係になることも。
単身渡米時に出会った友人らのうち、約半数は未だに大切な友人と呼べる仲。
その中でも、私の人生のキーパーソンとなる人物がいる。
それは、その当時若いながらにお互い恋に落ちた相手。
当時、お互いに芽生えた感情の何かを感じながら、言葉のギャップを乗り越え
短い私の滞在期間を共に過ごした。
私が日本に帰国してからは、16時間というアメリカ⇔日本の時差という大きな壁が立ちふさがった。
そのころはお互いにまだ高校生。学校に部活動。
何かと忙しい中、僅かな時間を使ってチャットやメールでやり取りを続けた。
なんせその当時はまだ国際電話をするのに高額な電話料金がかかる時代。
限られた時間の中で、限られた連絡手段で・・
私たちはまだお互いの気持ちに確かにはなれぬまま日々が過ぎていった。
初めて訪れた日から2年後の夏休み、私は再度その地を訪れた。
もちろん、初めての滞在時にできた大切な友人たちに会いに行くため。
その友人の中に、彼も含まれていることは言うまでもない。
再会して私たちが自分の気持ちに気づくまでに時間はかからなかった。
ずっと連絡を取り続けてきた2年間、再会してその気持ちには拍車がかかった。
私たちは二人でたくさんの時間を過ごし、私が日本に帰国してからも
遠距離恋愛という形をとって、約2年ほどお付き合いを続けた。
しかし、私が大学を卒業するころ、自分の目の前にあるのは
これから積み重ねていくキャリア。新しい扉を開くとき。
社会人になれば、学生の時のように自分の時間を自由に彼に費やすこともできなくなる。
勤務時間と時差を考えると、連絡がままならないことは明らかだった。
彼との関係と自分のこれからのキャリアを天秤にかけたとき
私は自分のこれからのキャリアの方が大事だった。
10代の恋愛は、社会人になるとともに幕を閉じた。
そんな彼がなぜ私の人生のキーパーソンになるかというと
それはまた別の投稿でお伝えしていきます。
出会いというのは多種多様。
その出会いが、自分の人生に吉とでるか、はたまた残念ながら凶とでてしまうのか・・・
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